4月7日(土)からのバー・バンビのグラス・ワインは以下のセレクションです。価格は全て税込です。
Champagne Grand Cru Ambonnay Cuvée des Crayères NV Eric Rodez (Ambonnay) half/ \700 120ml/ \1,300 グラン クリュ アンボネイ キュヴェ デ クレイエール エリック ロデズ
モンターニュ・ド・ランス最高峰の村として、ブジー村と名声を分け合うアンボネイ村の巨星がロデス。テロワールにあわせて改植を進めたり、リュット・レゾネを採用したりと、実に手間のかかる畑での仕事から産まれたピノノワール50%、シャルドネ50%を使用し、24~26ヶ月瓶熟。名門クリュッグでのチーフエロノジストとしての経験を活かしたアッサンブラージュと樽使いの技術は超一流。ベーシック・キュヴェとしては破格量である40~45%のヴァン・ド・レゼルブが用いられるキュヴェ。
La Loge Blanc de Noirs a Sillery NV François Scondé (Sillery) half/ \820 120ml/ \1,550 ラ ロジェ ブラン ド ノワール ア シルリー フランソワ スコンデ
1976年創業、栄光のシルリーを復活させ、そのテロワールを表現する唯一のR.M。醸造はいたって伝統的なものであるが、圧搾においては最新の空気圧搾機を利用してピュアな搾汁を確保している。畑作業を重視する他のR.Mと同様、最終的に瓶内に残る糖度は6g(多い年で8gまで)と実に少ない。ほのかな甘みすら感じることがあるあるが、これはリキュールでなく質の良い葡萄に起因している。マロラクティック発酵は全てのキュヴェで行い、ヴァン・ド・レゼルヴは30%用いる。グラン・クリュ、シルリーのテロワールを存分に表現しながら、ミネラル、酸、果実味等の各要素が精緻に絡み合い、完全なる調和とフィネスを讃えた逸品。
Brut Millesime 2002 Chartogne Taillet (Merfy) half/ \1,150 120ml/ \2,000 ブリュット ミレジム シャルトーニュ タイエ
ランスの北西7km、サン・ティエリー丘陵の標高120mに位置するメルフィに本拠地を構え、1683年よりぶどう栽培を始め、1960年代にシャンパーニュ造りを始めた小さな家族経営のRMで12haの自社畑を所有。現当主のフィリップはテロワールを尊重し、各パーセルの土壌を分析。プレ・フィロキセラのパーセルを含む古樹を、可能な限り保存し、収量も制限。収穫時には、厳密な撰果を行い、パーセルごとに醸造を行なう。近年、ジャック・セロスでの修行経験を持ち、現在も深く親交を続けている、息子アレクサンドルが運営に加わったことにより新たな試みも行なわれ、今後益々の成長が期待される。ミレジムは良年のみ、特別に撰果されたぶどうのみを使用。リッチで複雑なアロマ、深く力強い味わい。クリーミーでゴージャスでありながらも、ミネラリーでフレッシュ感の残るシャンパーニュ。1996年以来の最高のヴィンテージと評される最良年ならではの豊潤さと奥深さが感じられる。I.W.C92,R.P92,W.S92
White Wines Alliance 2009 D.Marc Tempé (Alsace) half/ \480 120ml/ \850 アリアンス ドメーヌ マルク テンぺ
ゴーミヨ4つ星のビオディナミ生産者マルク・テンぺがテロワールを表現する為に多種類の地葡萄を渾身のアッサンブラージュする為にアリアンス(同盟)とい うネーミング。標高220メートル、粘土石灰土壌をベースに、ヴォ-ジュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌がミネラルたっぷりなふくよ かな味わいを生み出す。2009vtのセパージュはシルヴァネール 45% シャスラ 20% リースリング15% ゲヴュルツ10% ピノブラン10%で香りはレモンやバラの花のアローム、味わいは、綺麗な酸味に下支えされたミネラルによる複雑さやふくよかさを感じる。
Vallee D'Aoste Pinot Gris Le Plantse 2009 Didier Gerbelle (Vallee D'Aoste/Italy) half/ \530 120ml/ \950 ヴァッレ ダオスタ ピノ グリ ル プランツ ディディエ ジェルベル
ヴァッレ・ダオスタのライジング・スター、ディディエがアオスタの土着品種の再復興を目指し、それぞれの個性を広めるために、主に単一品種でワインを仕込んでいる。現在約3haの畑を所有。栽培から醸造までのすべての作業を一人で手掛けている。スケレートロ(砂礫岩)の色濃い土壌なため地熱が逃げず、標高が700-800mと高いところにありますがブドウはゆっくり熟成し、また土壌の水はけがよく風通しがよいため、乾いた空気に包まれて病害から守られている。アルプスの水と冷涼な気候に育まれたピノ・グリは、ほどよく熟した果実香に蜂蜜の香りが混じる芳香、涼しげで伸びのいい酸ときめ細かいミネラル感に果実味が混ざり合う、円やかな口当たりで心地良い余韻。
Jasnieres Les Rosieres 2009 D.de Beliviere (Loire) half/ \600 120ml/ \1,100 ジャスニエール レ ロジエール ドメーヌ ド ベリヴィエール
鬼才エリック ニコラが惚れ込んだジャスニエールのテロワールを表現するために栽培は有機農法。2008年より、ビオディナミに完全転換。野草はブドウの樹に害がない限り放置。土壌のダイナミズムを取り戻すため、根を傷つける恐れがある古樹に対しても土を深く掘り起す。独特で貴重なテロワールを最もよく表現するために、植樹密度は高くしており、9,300本/ha。近年ではクローンよりも、古樹から切って得た枝を繁殖させるセレクシオン・マッサールでブドウの株を増やしている。また、収量制限も厳しく、平均30hl/ha前後。ロワール北部のジャニエールにドメーヌが所有する全ての区画の50年以下の若樹のブドウを使用。土壌の多様性により、粘土からはパワーが、砂質粘土からは繊細さやフィネスが与えられる。柔らかく熟したクリアな果実に、しっかりとした酸。滑らかなフィニッシュには柑橘系果実のほろ苦さも感じられる。重量感あるミルキーな中辛口なシュナン ブラン。R.P89-90
Menetou Salon Cuvée Honorine 2010 La Tour Saint Martin (Loire) half/ \620 120ml/ \1,150 メヌトゥ サロン キュヴェ オノリーヌ ラ トゥール サン マルタン
11世紀の公文書にその名が登場し、フランスで最も古いワイン生産地のひとつに数えられるメヌトゥ・サロンに1987年、アルバーヌとベルトラン・マンシャンによってラ・トゥール・サン・マルタンが設立、ドメーヌがメヌトゥ・サロンに所有する最高の区画の中でも粒よりのブドウを使用したスペシャル・キュヴェ。トロピカルフルーツやハチミツ、バニラやバターのリッチな香りの中に、青いハーブのフレッシュさ。まろやかな口当たりは非常に優しく、とろみを感じさせるほど熟した果実と豊富な酸、キンメリジャン土壌由来のエレガントなミネラルが奏でるハーモニー。
Vieris Sauvignon 2008 Vie di Romans (Friuri-Venezia Giulia/Italy) half/ \780 120ml/ \1,450 ヴィエリス ソーヴィニヨン ヴィエ ディ ロマンス
イタリアで最も尊敬され信頼を集める北イタリア白ワインの巨匠、ジャンフランコ・ガッロ氏。その惜しみない情熱と努力、愛情で造られるワインは世界中のワイン愛好家を魅了する。このヴィエリス・ソーヴィニョンは、樽熟成によって生まれる複雑で、実に味わい深い仕上がりが魅力。滴る果汁を思わせる甘い香りとハーブのアロマ、クリーミーでリッチな舌触りは重厚な白ワイン。
Meursault 1er Cru Genevrières 2008 D.Latour Giraud (Côte de Beaune) half/ \950 120ml/ \1,800 ムルソー プルミエ クリュ ジュヌヴリエール ドメーヌ ラトゥール ジロー
ムルソー一級畑の中でも世界的に称賛されている畑の一つジュヌヴリエール最大の所有者で、2.5ヘクタール所有。丸々として深淵、スムーズ、エレガントなフィネスと絹のような滑らかさがありバランスが取れている。ヘーゼルナッツ、ハチミツの香りがあり、ムルソーの神髄を感じさせる。絹のように滑らかな余韻、複雑さがあり甘美な味わい。I.W.C91
Dessert Wine Château Suduiraut 1995 (Premiere Grand Cru,Sauternes) half/ \1,000 120ml/ \1,900 シャトー シュデュイロー
畑の北側がイケムと隣接している広大で美しいソーテルヌを代表するシャトーの一つ。AXAの管理下になってから安定して高品質なワインを造るシャトーとしての評価を確立している。ローストしたヘーゼルナッツと混ざり合ったブラウンバター、カラメル、オレンジピール、飴色になるまで火入れしたトロピカルフルーツを思わせる、非常に複雑な趣がこの中程度の黄金色をしたワインのグラスから飛び出してくる。非常に甘く、まろやかで、おいしい。
Red Wines Château Faizeau Sélection Vieille Vigenes 2000 (Montagne Saint Émilion) half/ \520 120ml/ \950 シャトー フェゾー セレクシオン ヴィエイユ ヴィーニュ
世界的な醸造家、ワインコンサルタントでポムロルのシャトー・ラ・クロワ・ド・ゲのオーナーとしても知られるアラン・レイノー氏がモンターニュ・サン・テミリオンに所有するシャトー。古樹の区画からリュット・レゾネで栽培されたメルローを手摘みで収穫、厳しい選果を経て醸造される。ボルドーのグレートヴィンテージ2000年の凝縮した美しくもパワフルな液体が十余年の熟成を経て非常にシルキーで丸い官能的な液体へと昇華。マイナーAOCだからこそ、この味わいでこの価格で提供できるお値打ちワイン。
Cupole di Trinoro 2009 Tenuta di Trinoro (Toscana/Italy) half/ \680 120ml/ \1,250 クーポレ ディ トリノ―ロ テヌータ ディ トリノーロ
鬼才アンドレア・フランケッティがイタリア、トスカーナの中でも全く注目されていなかったサルテアーノのテロワールに惚れ込み、超密植、超低収量で完熟したカベルネ・フラン、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ベルドのボルドーの高貴品種を区画毎に細かくバリックで醸造し驚異の凝縮感を持つモンスター・ワイン、テヌータ・ディ・トリノーロ。そのテイストをカジュアルに愉しむことが出来る2nd的な存在と言えどワイン単体としての完成度も素晴らしい。グレート・ヴィンテージ2009年はスパイシーかつフローラルな完熟ベリーのアロマに、驚くしかないレベルで存在するミネラル。フィニッシュまで完成されたバランスでそのハーモニーを堪能することができる。R.P92
Norace 2005 Feudi della Medusa (Sardegna/Italy) half/ \720 120ml/ \1,350 ノラーチェ フェウディ デッラ メデューサ
1996年南イタリアの楽園サルディーニャ島に植樹されて間もないが、数々の賞を総なめにし、鮮烈なデビューを果たしたスーパー サルディーニャ。テロワールに合わせた品種選定、低収量、小さなバスケットによる収穫など、丁寧に栽培、収穫された葡萄を最新の醸造設備で醸造。南イタリアの土着品種カンノーナウ(グルナッシュ)と国際品種(カベルネソーヴィニヨン、シラー)を絶妙にブレンドし厚みがある果実味とミネラル、引き締まった酸が絶妙のハーモニーを奏でる。ベルベットのような舌触りでスルッと心まで潤してくれる味わい。
Gevrey Chambertin Aux Echezeaux 2002 D.Edouard Bryczek (Côte de Nuits) half/ \850 120ml/ \1,600 ジュヴレ シャンベルタン オー シェゾー ドメーヌ エドワード ブリチェック
ポーランド生まれのジョルジュ・ブリチェック氏が1953年に創設したドメーヌ。特級マゾワイエールとモレ1級シャルムに挟まれた絶好の区画で有機栽培によって収穫された極上のピノ・ノワールを天然酵母のみで発酵させ、18ヶ月間の樽熟成のうち、はじめの6ヶ月は新樽(女性的で優しいアリエ産と風味の穏やかなニエーヴル産を50%ずつ使用)を用い、7ヶ月目に3年目の樽に移し樽熟成を継続。樽熟期間中、2回の澱引きを経て、無濾過のまま瓶詰めすることにより、非常に凝縮感のある果実味とリッチで香ばしいオーク香』と表現される、極めて滑らかな舌触りと、口中で果実が爆発するような凝縮感という矛盾する味わいを同時に堪能できる。
Château Les Ormes De Pez 1995 (Saint Estèphe) half/ \880 120ml/ \1,650 シャトー レ ゾルム ド ペズ
18世紀半ば設立で1940年より、現在のシャトー・ランシュ・バージュのカーズ家によって運営される。サン・テステーフらしくタンニンが強く構成もしっかりしており、ブルジョワ級の中でもグラン・クリュに匹敵する評価を受けているワインの一つ。名は畑に植えられていた楡(にれ)の樹=オルムに由来している。33ヘクタールの畑にカベルネ・ソーヴィニョン60%、カベルネ・フラン10%、メルロー30%が1ヘクタールあたり9500株の密度で植えられ、平均樹齢は30年を越える。オーク樽での熟成期間は約15ヶ月間。良年95年の溌剌とした果実味が20年近くの熟成を経て、タンニンは綺麗に溶け込み、様々な表情を魅せる複雑で豊潤、気品溢れる液体へと昇華。
Nuits Saint Georges 1er Cru Prulier 2004 D.Louis Boillot&Fils (1er Cru,Côte de Nuits) half/ \1,050 120ml/ \1,900 ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ プリュリエール ドメーヌ ルイ ボワイヨ エ フィス
伝統あるボワイヨ一族の一員で2002年に独立。テロワールの表現に重点を置き、抽出に傾かない果実本来の美しさを大切にしたワイン造りは、新世代のブルゴーニュ・ワインの基軸を打ち立てた。年々評価を上げ、近年では、クライヴ・コーツ氏により出版された『ザ・ワイン・オブ・バーガンディ』にて、ロベール・グロフィエ、ユベール・リニエ、クリストフ・ペロミノ等輝かしいスター生産者に並んで1ツ星を獲得した他、世界のワイン情報が集められた『ワイン・レポート2009』において、コーツ氏が選ぶ「最も進化の早い10の生産者」の第一位に輝く。一級畑プリュリエールはニュイ・サン・ジョルジュで随一のレ・サン・ジョルジュに匹敵する傑出した畑。樹齢80年の古樹。エレガントでナチュラルなスパイス香とフルーツの芳香。緊張感と伸びのある美しい酸を中心に、黒果実を思わせる強いテクスチャーを持ち、ミネラルが豊富で柔らかく深みのある味わいが驚くほどのまとまりを見せる。強いが上品なタンニンは心地よく、古樹ならではの味のふくらみや広がりが素晴らしい。
Flor de Pingus 2008 Dominio de Pingus (Libera del Duero/Spain) half/ \1,100 120ml/ \2,100 フロール ド ピングス ドミニオ デ ピングス
シャトー ド ヴァランドローで修業を積み、95年のピングスのデビューでいきなりR.P98を獲得その後も高得点を連発し、スペイン最高峰ヴェガ・シシリアと並び最高評価の5つ星生産者となった生きる伝説、デンマーク人ピーター シセック氏。完全ビオディナミで栽培された樹齢35年超のテンプラニーリョを用いた凝縮感のある果実味。それでいて、ありがちなべったりとした口当たりではない深みがあり、美しいシルキーなテクスチャをもつ液体、心地良く続く余韻。1stピングスよりも大幅にリーブナブルでよりエレガンスを感じれるスタイル。
スポンサーサイト