
1月13日(金)、何かが起こる、かもしれない週末のバー バンビのグラスワインはこんな感じから。
価格は全て税込表記です。
Champagne
1er Cru Cumieres Expression Brut NV D.Rene Geoffroy (Cumieres) half/ \650 120ml/ \1,200
プルミエ クリュ キュミエール エクスプレッシオン ブリュット ドメーヌ ルネ ジョフロワ
アンボネイ村、ブジー村などの特級村に決して負けないピノ・ノワール造り出すキュミエール村で、その歴史を1600年台まで溯れる生粋のシャンプノワ・ファミリー。若き当主、ジャン・バティスト・ジョフロワ氏は、「ドメーヌは、畑での作業が命」と言い切る。「ネゴシアンとは違い、葡萄の栽培に失敗したとしても、他の栽培家から購入できるわけではないから、当然畑での作業にもっとも力が入る。」自然堆肥、天敵虫の活用によって、15年前からほぼオーガニック。カノピー対策も万全で、日照と風通しを十分確保するための葉落しなど、実にきめ細かく畑を管理している。収穫に際しては、熟した葡萄だけを摘み取るために、全ての区画の収穫を1週間おきに3回行うというこだわりよう。キュミエール村のテロワールの特徴は、抜群の日照量。PM50%、PN40%、CH10%、36ヶ月瓶熟。アロマティックな香りを感じさせる、ふくよかで腰のある味わい。
Cuvée #734 NV Jacquesson (Dizy) half/ \950 120ml/ \1,800
キュヴェ 734 ジャクソン
1798年創業の最も古い家族経営の名門メゾンの一つで、ナポレオン皇帝からの寵愛をも獲得、皇帝自身の結婚式にも振舞われたという逸話や、かのジョセフ・クリュッグが、創業前、ジャクソンのセラーで修行をした後、自身のメゾンを設立したという歴史もあるほど。栽培はリュット・レゾネで、葡萄の根が十分ミネラル分を吸収できるように土壌の手入れは怠らない。醸造においては、現在では珍しい旧式の垂直プレス機を使用し、より繊細でクリアな果汁を得る為に丁寧に圧搾。自社シャンパーニュの為に使用するマストは一番搾りのみ。ソムリエ達が選ぶ『世界NO.1ソムリエが選ぶ2002年度ワイン・ガイド』において、NO.1メゾンの座を射止めて以来、『ゴー・ミヨ』2005年版では、エグリ・ウーリエやジャック・セロスらと並んで2つ星を獲得するなど、数々の専門誌より高い評価を受けている。
White Wines
Marlborough Sauvignon Blanc 2011 Mud House (Marlborough/New Zealand) half/ \450 120ml/ \800
マールボロ ソーヴィニヨン ブラン マッド ハウス
Liquorland Top 100 International WineCompetitionにて全1,473本の作品の中からTrophy Champion Wine ofthe Show(最優秀ワイン)とTrophy Best Sauvignon Blanc(最優秀ソーヴィニヨンブラン)の二冠に輝く等、その輝かしい受賞歴は枚挙にいとまがない。パッションフルーツやグァバの香りが立ち昇りフレッシュな青い豆やイラクサの青さも。パッションフルーツやグーズベリーの熟した味わいとシャキッとしたフレッシュなソービニヨンブラン。シトラスやイラクサのほのかなアクセントと共にトロピカルな風味が美しくブレンドされている。目の覚める酸味が長くバランスの取れた余韻を与える。
Riesling Zellenberg 2006 D.Marc Tempé (Alsace/France) half/ \520 120ml/ \950
リースリング ツェレンベルグ ドメーヌ マルク テンぺ
ゴーミヨー4ツ星生産者M・テンペの基幹アイテム、リースリング。ツェレンベルグの畑は標高220m、粘土石灰質をベースに花崗岩や黄色みがかった細かい石灰の混じる多様性のある土壌。糖度が充分にのり理想的に完熟する9月に収穫されます。「健全なブドウを造り、テロワールの個性を最大限引き出す」というテンペの思想を具現化する為に96年からは完全にビオディナミに転換。フレッシュな柑橘系と熟したりんごのニュアンスが入り混じる高貴な香り。たっぷりのミネラルが体に染み込むやさしい味わい。
Jasnieres Les Rosieres 2009 D.de Beliviere (Touraine,Loire) 70ml/ \700 120ml/ \1,150
ジャスニエール レ ロジエール ドメーヌ ド ベリヴィエール
鬼才エリック ニコラが惚れ込んだジャスニエールのテロワールを表現するために栽培は有機農法。2008年より、ビオディナミに完全転換。野草はブドウの樹に害がない限り放置。土壌のダイナミズムを取り戻すため、根を傷つける恐れがある古樹に対しても土を深く掘り起す。独特で貴重なテロワールを最もよく表現するために、植樹密度は高くしており、9,300本/ha。近年ではクローンよりも、古樹から切って得た枝を繁殖させるセレクシオン・マッサールでブドウの株を増やしている。また、収量制限も厳しく、平均30hl/ha前後。ロワール北部のジャニエールにドメーヌが所有する全ての区画の50年以下の若樹のブドウを使用。土壌の多様性により、粘土からはパワーが、砂質粘土からは繊細さやフィネスが与えられる。柔らかく熟したクリアな果実に、しっかりとした酸。滑らかなフィニッシュには柑橘系果実のほろ苦さも感じられる。重量感あるミルキーな中辛口なシュナン ブラン。
Chablis Premier Cru Vaillons 2008 Patrick Piuze (Chablis 1er Cru/France) half/ \680 120ml/ \1,250
シャブリ プルミエ クリュ ヴァイヨン パトリック ピウズ
ルフレーヴのシャブリ部門、ヴェルジュ、ジャン・マルク・ブロカールの醸造長を歴任し2008年に自らのメゾンを立ち上げたライジング スター。粘土と火打ち石の含まれ た石灰質土壌の樹齢45年のリュット レゾネで栽培された葡萄をステンレスタンクで発酵、オーク樽で4ヶ月熟成。2008年らしい伸びやかな酸にみずみずしい桃とアプリコットのアロ マ、最後にフルーツとミネラルのニュアンスが感じられるスタイル。年産6,200本と希少。
Vieris Sauvignon 2008 Vie di Romans (Friuri-Venezia Giulia/Italy) half/ \750 120ml/ \1,450
ヴィエリス ソーヴィニヨン ヴィエ ディ ロマンス
イタリアで最も尊敬され信頼を集める北イタリア白ワインの巨匠、ジャンフランコ・ガッロ氏。その惜しみない情熱と努力、愛情で造られるワインは世界中のワイン愛好家を魅了する。このヴィエリス・ソーヴィニョンは、樽熟成によって生まれる複雑で、実に味わい深い仕上がりが魅力。滴る果汁を思わせる甘い香りとハーブのアロマ、クリーミーでリッチな舌触りは重厚な白ワイン。
Meursault 1er Cru Genevrières 2008 D.Latour Giraud (1er Cru,Côte de Beaune/Bourgogne) half/ \1,000 120ml/ \1,900
ムルソー プルミエ クリュ ジュヌヴリエール ドメーヌ ラトゥール ジロー
ムルソー一級畑の中でも世界的に称賛されている畑の一つジュヌヴリエール最大の所有者で、2.5ヘクタール所有。丸々として深淵、スムーズ、エレガントなフィネスと絹のような滑らかさがありバランスが取れている。ヘーゼルナッツ、ハチミツの香りがあり、ムルソーの神髄を感じさせる。絹のように滑らかな余韻、複雑さがあり甘美な味わい。I.W.C91
Dessert Wine
Château Doisy Vedrines 1990 (Deuxième Grand Cru,Sauternes,Bordeaux) half/ \750 120ml/ \1,400
シャトー ドワジ ヴェドリーヌ
グレートヴィンテージの1990年産。21年の熟成を経た、バニラやクリームブリュレ、ハチミツをかけたトロピカルフルーツ、果実味たっぷりの 貴腐ワイン。バルサック2大シャトー、クリマンとクーテのすぐ隣という好立地のグラン・クリュ・クラッセ。W.S94、I.W.C90
Red Wines
Saint Chinian Vieille Vigne 2004 D.des Terres Falmet (Saint Chinian/Lunguedog) half/ \500 120ml/ \900
サン シニアン ヴィエイユ ヴィーニュ ドメーヌ デ テール ファルメ
ジャンシス・ロビンソンに「天才だろうか?」と言わしめ、ロバート・パーカーからは3ツ星評価を獲得の若きエース。樹齢80年のブドウを用い、ウイヤージュなしで熟成した特別な年にしか造られないトップキュヴェ。非常に柔らかな黒い果実の中にちりばめられた細かな酸とタンニン。各要素が繊細に溶け込み、涼しげで伸びやかな味わいはあくまで優しい。
Passopisciaro 2009 Passopisciaro (Citilia/Italy) half/ \650 120ml/ \1,200
パッソピシャーロ パッソピシャーロ
トリノーロの成功の上に安住することのない鬼才アンドレア・フランケッティ氏がそのポテンシャルに心を奪われたシチリア島にそびえ立つエトナ火山の北斜面、標高1,000mを超える冷涼な地。火山灰と、溶岩が風化し粉末化した土壌はミネラルを豊富に含み、そこには樹齢80年という、古木のネレッロ・マスカレーゼが広がる。しっかりと根ざしたブドウ樹は、地中深くから養分を十分に取り込み、シチリアの豊かな日照と、エトナ山頂3,000mから吹き降ろす冷たい風により、ブドウの実はゆっくりと成熟し、豊かなアロマとアントシアニン、酸が育まれる。あらゆる複雑な要素が綺麗に調和したエレガンスな味わいは唯一無二な存在。
Baloro 2007 Giacomo Grimardi (Piemonte/Italy) half/ \780 120ml/ \1,450
バローロ ジャコモ グリマルディ
ジャコモ・グリマルディは新しいバローロの生産者である。畑は父の代(1930年頃)から所有していたが、現当主フェルッチョは90年代中頃にマルク・デ・グラッツィアと知り合ってから本格的にバローロの生産に取り組み始め、エリオ・アルターレに指導をうけながら、96年に初めてバローロをリリースした。「モダンバローロ」の造り手と認識されているが、フェルッチョは「古典」とか「モダン」にとらわれず、その畑の個性を一番良く表現するにはどうしたらよいかをいつも最優先に考えてワイン造りをしている。モダンでエレガントな味わいはその結果であり、これがまさに「グリマルディ・スタイル」であるといえる。使われているブドウの大半をクリュ・バローロのヴィア・ヌオーヴァからのものが占める。甘みを感じさせるほど熟したフルーツはとてもまろやかな口あたりですぐ飲んでもおいしい。やわらかく、ミディアムボディのこのワインはオークの香りと完熟ブドウが織り成す複雑な風味をもつ素晴らしいワイン。
Château Lynch Moussas 1996 (Cinquièmes Grands Crus,Paillac/Bordeaux) half/ \850 120ml/ \1,600
シャトー ランシュ ムーサ
ボルドー・メドック・ポイヤックの格付5級。シャトー・ラフィット・ロートシルトに近く、南はピションやラトゥールに近い好立地で69年以降シャトー・バタイエのカステジャ一族が再建し、品質も急上昇した。カベルネ主体のボルドーにとっての当たり年のこの96年に対し、R.P氏曰く「縁いっぱいまで濃く暗いルビー/プラム色はブラックカラント、スモーキーな新樽、ミネラル、タバコの模範的なアロマが伴う。うまくつくられており、タンニンはほどほどで純粋さは秀逸。そしてミディアムボディの葡萄の完熟感のある溶けたアルファルトの風味のあるフィニッシュを持つ。この魅惑的なランシュムーサは若いうちからおいしく飲めるだろう。」86点を獲得。タンニンも綺麗に溶け込み今まさに熟成の極みを迎える。
Morey Saint Denis 2006 D.Philippe Charlopin Parizot (Côte de Nuits/Bourgogne) half/ \950 120ml/ \1,800
モレ サン ドニ ドメーヌ フィリップ シャルロパン パリゾ
ピノ ノワールの神様アンリ・ジャイエが「自らの精神を継承するブルゴーニュの造り手」として絶賛する生産者。リュット・レ ゾネ(減農薬農法)を採用。葡萄の樹齢は概ね高く、。、厳しく選別した完熟葡萄は除梗した後、一週間に及ぶ低温のマセラシオン発酵を行う。培養酵母の使用と補酸は決して行わず、その後は瓶詰め直前まで澱引きせず高い新樽比率で樽熟成。果実味とアロマに溢れ、精妙なフィネスを備えた 確固たるシャルロパンのスタイルはブルゴーニュの最高峰の一つ。良年2006年、豊潤でバランスの取れた味わいは今がまさに飲み頃。
Château Rauzan Segla 2006 (Deuxièmes Grands Crus,Margaux/Bordeaux) half/ \1,250 120ml/ \2,400
シャトー ローザン セグラ
1855年のメドック格付けでもムートンに次ぐ品質で2級筆頭の品質を誇っていたが一時低迷を余儀なくされる。しかし1983年にジャック・テオ氏が社長に就任し、発酵槽をステンレス製に一新するなど、次々と設備の近代化を図ったことで評価を高め、1994年に所有者が、「シャネル」に変わってからは、減農薬栽培を取り入れたり、大規模な排水設備の完備、セラーの新設するなど、総額6億円の大規模な投資と数々の改革を行い、名声を完全に取り戻し、更に現在も進化は留まることを知らない。ロースト香や、ジャム、熟したカシスの香り、香ばしいオーク香などが複雑に混ざり合い、しっかりとした深い味わで、柔らかいタンニンと滑らかな口当たりの上品な飲み心地。R.P93