Champagne
Brut Réserve NV Bérêche & Fils (Caron de Ludes) 120ml/ \1,250
ブリュット レゼルヴ ベレッシュ エ フィス
1847年から続く家族経営のドメーヌ。ランスの南に位置するCraon de Ludesというモンターニュ・ド・ランスでも最も標高の高い地域にある小さな村を拠点に精力的にシャンパーニュを作り続けている。若き情熱ある当主ラファエルの指揮の下、2004年からはすべての畑をビオロジックに移行し、2007年からは試験的に1haの畑でビオディナミを実践している。スタンダードのブリュット・レゼルヴは9.5g/Lとドサージュの量が多いリザーブワインを30%ブレンドしPN20%、PM25%、CH25%マロラクティック発酵を行わず、24~36ヶ月瓶熟成。きれいな酸が残っている、アフターに残る苦味が更にフレッシュ感をもちあげている。
Blanc de Blancs Grand Cru Réserve NV Pierre Peters (Le Mesnil-sur-Oger) 120ml/ \1,500
ブラン ド ブラン グラン クリュ レゼルヴ ピエール ペテルス
1840年ごろ創設、1947年に今のブランド名となるR.M。ル・メニル・シュール・オジェを中心にコート・デ・ブランのグラン・クリュでリュット・レゾネで栽培されたシャルドネのみをステンレスタンクで発酵を行い、シュール・リーの状態で定期的にアエレーションを行い6ヶ月間熟成。マロラクティク発酵は完全に行い、9ヴィンテージの古酒をソレラ方式でストックしたドメーヌ秘蔵のリザーヴワインを3割弱ブレンドして36カ月とスタンダード・キュヴェとしては異例の長期間瓶内二次発酵を行う。強靭なミネラルに極めて精緻にからみあった複雑味のある厚い果実味をもち、なおかつ伸びやかな酸とフレッシュ感も兼ね備えた精妙なバランス、心地良く続くアフター。メニルのポテンシャルを感じさせてくれる逸品。リチャード・ユリーン氏曰く「ステンレスタンクで造り上げたモンラッシェ」デュセール・ジェルベ★★★★★、R.P★★★★★
Brut Tradition Grand Cru NV Egly Ouriet (Ambonnay) 120ml/ \1,950
ブリュット トラディション グラン クリュ エグリ ウーリエ
1930年、ピノ ノワールの聖地アンボネイで創業。1990年、フランシス・エグリ氏が4代目当主に就任後すぐに、無農薬に近いアプローチへと栽培方法を変更。有機肥料を用いて手作業ですべての畑の手入れを行い、葡萄の成長の手助けをする。実にきめ細かく管理された畑から収穫された完熟した葡萄は、僅か3~4.5g/lのドザージュしか必要としない。また、1996年より実験的に始めた新樽発酵は今やドメーヌを代表する醸造方法となった。ブルゴーニュの造り手、ドミニク・ローランから手ほどきを受けた樽使いは、正に「ワイン造り」を目指したもの。カーヴで試行錯誤を繰り返し、優れた特級村のみが持つミネラル、美しい酸、凝縮した果実味と厚みのあるボディがバランスしたシャンパーニュ、すなわち味わいの全ての要素が各々強さを持ちながらも主張しすぎることのないアンボネィのテロワールを最大限に引き出す完全主義的なスタイルを確立。R.P91
White Wines
Valençay 2010 Le Claux Derome (Centre Nivernais/Loire) 120ml/ \800
ヴァランセ ル クロー ドローム
メヌトゥ・サロンのラ・トゥール・サンマルタンのオーナー、マンシャン夫妻が2004年からはヴァランセで始めたドメーヌ。2004年にワインでもAOC昇格を果たしたフランスで唯一チーズとワイン両方でAOCを名乗れるアペラシオンである。上層が砂利に覆われた粘土とシレックス土壌の畑は、大雑把にいうとヴーヴレイとサンセールの間に位置しており、エレガントなソーヴィニョン・ブランが生まれる。レモンやオレンジなどの黄色い柑橘類や黄桃などのよく熟した果実の中に、青いハーブが爽やかに香る。クリアで柔らかな果実味がしっかりとした酸を包み込み、フレッシュさとボリューム感のバランスが非常に良い。土壌由来のミネラルもぎっしりと詰まっているが、細かにちりばめられた印象である。華やかな余韻には心地よいホロ苦さも。
Rully 1er Cru Grésigny 2009 D.Jaqueson (1er Cru,Côte Chalonnaise) 120ml/ \1,000
リュリー プルミエ クリュ グレズィニー ドメーヌ ジャクソン
ブルゴーニュ地方、コートシャロネーズ地区リュリー村の名手、ドメーヌ ジャクソンの真骨頂。1級畑、グレズィニーは平均樹齢50年以上と歴史の古い区画で、リュリー村の最も優れたテロワールに位置 する。ミネラルの骨格を熟したシャルドネの桃や杏、ハーブの甘く爽やかな香りや樽熟成由来のヴァニラのほのかなニュアンスが綺麗に包み込み、伸びやかな酸が心地良いアフターをもたらす。活き活きとエネルギッシュかつフィネルのある味わい。
Estate Rauenthal Riesling Q.b.A. Trocken 2008 Georg Breuer (Rheingau/Germany) 120ml/ \1,100
エステート ラウエンタール リースリング Q.b.A. トロッケン ゲオルグ ブロイヤー
元はネゴシアンだったブロイヤー家が醸造所として元詰めを開始したのが1970年代。前当主ベルンハルト・ブロイヤー氏は妥協することなく理想のワインを追い求め、ドイツのワイン生産者協会や組合から脱退し孤高の道を突き進んだ。2004年に惜しくもその短すぎる生涯を終えることとなったが、彼の悲願であった「ドイツワインの再興」は後継者たちによって今着実に結実している。環境保護にも精力的で単一品種栽培からの脱皮、有機肥料の使用、極端な収量制限、畑の一部でビオディナミ法の採用など、すべて100年先にもぶどうが栽培できるように実践されている。この村名リースリングは輝く黄金色。心地よい柑橘系の香りが濃く、熟した感じがあるボディは厚く、凝縮感のある果実味を上質なミネラルと伸びやかな酸が支え、どこまでも続く余韻は美しく心地よい。
Jasnieres Les Rosieres 2009 D.de Beliviere (Touraine/Loire) 120ml/ \1,100
ジャスニエール レ ロジエール ドメーヌ ド ベリヴィエール
鬼才エリック ニコラが惚れ込んだジャスニエールのテロワールを表現するために栽培は有機農法。2008年より、ビオディナミに完全転換。野草はブドウの樹に害がない限り放置。土壌のダイナミズムを取り戻すため、根を傷つける恐れがある古樹に対しても土を深く掘り起す。独特で貴重なテロワールを最もよく表現するために、植樹密度は高くしており、9,300本/ha。近年ではクローンよりも、古樹から切って得た枝を繁殖させるセレクシオン・マッサールでブドウの株を増やしている。また、収量制限も厳しく、平均30hl/ha前後。ロワール北部のジャニエールにドメーヌが所有する全ての区画の50年以下の若樹のブドウを使用。土壌の多様性により、粘土からはパワーが、砂質粘土からは繊細さやフィネスが与えられる。柔らかく熟したクリアな果実に、しっかりとした酸。滑らかなフィニッシュには柑橘系果実のほろ苦さも感じられる。重量感あるミルキーな中辛口なシュナン ブラン。R.P89-90
Vieris Sauvignon 2008 Vie di Romans (Friuri-Venezia Giulia/Italy) 120ml/ \1,450
ヴィエリス ソーヴィニヨン ヴィエ ディ ロマンス
イタリアで最も尊敬され信頼を集める北イタリア白ワインの巨匠、ジャンフランコ・ガッロ氏。その惜しみない情熱と努力、愛情で造られるワインは世界中のワイン愛好家を魅了する。このヴィエリス・ソーヴィニョンは、樽熟成によって生まれる複雑で、実に味わい深い仕上がりが魅力。滴る果汁を思わせる甘い香りとハーブのアロマ、クリーミーでリッチな舌触りは重厚な白ワイン。
Chassagne Montrachet En L'Ormeau 2008 D.Philippe Brenot (Côte de Beaune) 120ml/ \1,700
シャサーニュ モンラッシェ アン ロルモー ドメーヌ フィリップ ブルノ
サントネーに本拠を置き、4世代続く造り手であるフィリップ・ブルノは、特級、1級、村名の畑の中でも、正真正銘最高の区画を所有している。総栽培面積4ヘクタール弱というミクロ・ドメーヌであるにもかかわらず、ヴェルジェ、ソゼ、ジャン・リケール、ルフレーヴといった超一級ネゴシアンに毎年の葡萄の提供している。恵まれたテロワールと魔法と呼ばれる葡萄造り、そして驚異的な低収量と樽発酵、高い新樽比率から生まれる奇跡のプライヴェート・ワイン。
Dessert Wine
Château Suduiraut 1995 (Premiere Grand Cru,Sauternes) 120ml/ \1,900
シャトー シュデュイロー
畑の北側がイケムと隣接している広大で美しいソーテルヌを代表するシャトーの一つ。AXAの管理下になってから安定して高品質なワインを造るシャトーとしての評価を確立している。ローストしたヘーゼルナッツと混ざり合ったブラウンバター、カラメル、オレンジピール、飴色になるまで火入れしたトロピカルフルーツを思わせる、非常に複雑な趣がこの中程度の黄金色をしたワインのグラスから飛び出してくる。非常に甘く、まろやかで、おいしい。
Red Wines
Saint Chinian Vieille Vignes 2004 D.des Terres Falmet (Lunguedog) 120ml/ \850
サン シニアン ヴィエイユ ヴィーニュ ドメーヌ デ テール ファルメ
ジャンシス・ロビンソンに「天才だろうか?」と言わしめ、ロバート・パーカーからは3ツ星評価を獲得の若きエース。グルナッシュ70%、カリニャン30%(樹齢80年)。この2品種をブレンドしてから、セガン・モローとタランソーの特別なオーク樽(古樽含む)で3年間熟成。100%ウイヤージュ(目減りした分のワインを補充すること)をしないので、3 年間空気に触れつつ熟成することになる。これは繊細かつとてもリスクの高い作業なので、やる人はいない。偉大なワインだけがこのような熟成に耐えることができ、卓越したものとなる。非常に柔らかな黒い果実の中にちりばめられた細かな酸とタンニン。各要素が繊細に溶け込み、涼しげで伸びやかな味わいはあくまで優しい。
Château Montus 2006 D.Alain Brumont (Madiran) 120ml/ \1,050
シャトー モントュス ドメーヌ アラン ブリュモン
エールフランス ビジネスクラスや数々の三つ星レストラン採用、はたまたハリウッドスターが自家用ジェットで購入に来るほどの名実ともに南西地区のトップ生産者。伝統品種タナを復興して、非常に濃厚で力に満ち、甘みを感じさせる程、まろやかで、滑らかな味わい。ブラックベリー、プラムの凝縮感にスパイスが豊かに広がる。また、緻密で芳醇なタンニンが、上品に感じられるバランスの良いワイン。W.S91
Norace 2005 Feudi della Medusa (Sardegna/Italy) 120ml/ \1,350
ノラーチェ フェウディ デッラ メデューサ
1996年南イタリアの楽園サルディーニャ島に植樹されて間もないが、数々の賞を総なめにし、鮮烈なデビューを果たしたスーパー サルディーニャ。テロワールに合わせた品種選定、低収量、小さなバスケットによる収穫など、丁寧に栽培、収穫された葡萄を最新の醸造設備で醸造。南イタリアの土着品種カンノーナウ(グルナッシュ)と国際品種(カベルネソーヴィニヨン、シラー)を絶妙にブレンドし厚みがある果実味とミネラル、引き締まった酸が絶妙のハーモニーを奏でる。ベルベットのような舌触りでスルッと心まで潤してくれる味わい。
Gevrey Chambertin Aux Echezeaux 2002 D.Edouard Bryczek (Côte de Nuits) 120ml/ \1,600
ジュヴレ シャンベルタン オー シェゾー ドメーヌ エドワード ブリチェック
ポーランド生まれのジョルジュ・ブリチェック氏が1953年に創設したドメーヌ。特級マゾワイエールとモレ1級シャルムに挟まれた絶好の区画で有機栽培によって収穫された極上のピノ・ノワールを天然酵母のみで発酵させ、18ヶ月間の樽熟成のうち、はじめの6ヶ月は新樽(女性的で優しいアリエ産と風味の穏やかなニエーヴル産を50%ずつ使用)を用い、7ヶ月目に3年目の樽に移し樽熟成を継続。樽熟期間中、2回の澱引きを経て、無濾過のまま瓶詰めすることにより、非常に凝縮感のある果実味とリッチで香ばしいオーク香』と表現される、極めて滑らかな舌触りと、口中で果実が爆発するような凝縮感という矛盾する味わいを同時に堪能できる。
Château Sociando Mallet 1997 (Haut Medoc) 120ml/ \1,700
シャトー ソシアンド マレ
妥協の無いワイン造りで評論家たちから格付けワインに比肩する存在と評されるシャトー。厳しい評価で知られるレ・メイユール・ヴァン・ド・フランス(旧クラスマン)は5大シャトーに次ぐ★★(ダブルスター)評価をし、「この25年でメドックのクリュ・ブルジョワの中で最も名高いものとなり、格付け3級の候補にまで挙げている。素晴らしいアロマ、力強さ、濃厚さ、よく溶け込んだ樽香、2世代に及ぶ長い熟成が可能だというようなグラン・ヴァンをセレクションできるまでになっている」と激賞し、この1997年で8点/10点獲得!ゴーミヨ誌は5つ星評価をし、この'97年で90点の高評価。ロバート・パーカー氏は4つ星生産者に挙げ、多くの格付けワインと優に肩を並べることができ、フランスのワイン通の間で評判が高まっている。その大半がフランス国内で買われていることからもすでに証明済である」と絶賛し、この1997年に90点の高評価。
Numanthia 2007 B.Numanthia Termes (Toro/Spain) 120ml/ \1,700
ヌマンシア ボテガ ヌマンシア テルメス
1t/エーカーという少ない収量で栽培されたプレフィロキセラの樹齢70~100年のティンタ・デ・トロより造られている。マロラクティック醗酵後、新フレンチオークで19ヶ月熟成され清澄、ろ過はされず瓶詰めがされており、その色合いはまるでグラスをコーティングするような紫。ミネラル、鉛筆の芯、野生のブルーベリーブラックベリーのリキュールの素晴らしい香りがグラスからうなる様に立ち上る。コクがありフルボディーで、スパイシーな黒色系果実の層が非常に複雑な味わい。巨大なパワーとよく熟したタンニンがよく隠れており非常にはっきりとした余韻が1分以上にわたり感じられる。P.P94+、W.S92、IWC92と評論家の評価も非常に高い。
Nuits Saint Georges 1er Cru Prulier 2004 D.Louis Boillot&Fils (1er Cru,Côte de Nuits) 120ml/ \1,900
ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ プリュリエール ドメーヌ ルイ ボワイヨ エ フィス
伝統あるボワイヨ一族の一員で2002年に独立。テロワールの表現に重点を置き、抽出に傾かない果実本来の美しさを大切にしたワイン造りは、新世代のブルゴーニュ・ワインの基軸を打ち立てた。年々評価を上げ、近年では、クライヴ・コーツ氏により出版された『ザ・ワイン・オブ・バーガンディ』にて、ロベール・グロフィエ、ユベール・リニエ、クリストフ・ペロミノ等輝かしいスター生産者に並んで1ツ星を獲得した他、世界のワイン情報が集められた『ワイン・レポート2009』において、コーツ氏が選ぶ「最も進化の早い10の生産者」の第一位に輝く。一級畑プリュリエールはニュイ・サン・ジョルジュで随一のレ・サン・ジョルジュに匹敵する傑出した畑。樹齢80年の古樹。エレガントでナチュラルなスパイス香とフルーツの芳香。緊張感と伸びのある美しい酸を中心に、黒果実を思わせる強いテクスチャーを持ち、ミネラルが豊富で柔らかく深みのある味わいが驚くほどのまとまりを見せる。強いが上品なタンニンは心地よく、古樹ならではの味のふくらみや広がりが素晴らしい。